皆さんこんにちは。
せっかくのお盆がコロナと台風で潰れてしまい、お盆が終わってからもコロナも落ち着く事はなく、テンションだだ下がりの今日この頃です。
天気もまるで梅雨の様に雨ばかりでイマイチ気分ものってきません。
春夏のデザインも大詰めの時期なのになぁ~って感じです。
こんな時は特にブログなどを書く気にはなれないのですが、
リセットの意味も込めて敢えて書く事にしました(笑)
最近読んだ本で脚本についての記事があり、
洋服のデザインにかなり通ずるところがあったので、今日はその事について書こうと思います。
脚本の世界では
“似ていないとダメ、違わないとダメ”
と言われているそうです。
どういうことかと言うと、
自分の作った新しい作品が何かの作品に似ているな~
と思う事が悪い事ではなく、逆に何かの作品に似ている事が重要だそうです。
結局似ているな~と思う元の作品は、世の中に受け入れられてずっと残っている作品だという事です。
逆に何にも似てない作品というのは、
過去に世の中に受け入れらず、人の胸に突き刺さる事無く消えていった作品に似ているという事です。
だから世の中の作品は全て何かに似ているそうです。
当然その似ている作品にただただ似ているだけではダメで、
どうアレンジを加えていくか?
どう自分なりの色っぽさを付けていくか?
という事が重要だそうです。
だから何かに似てるいという事はすごく重要な事だそうです。
ん~なるほど。
ファッションデザインと一緒だと納得してしまいました。
近いところだと音楽の世界も似ているような気がしますね。
僕もデザインする上でモディファイとかサンプリングといった言葉をよく使います。
これは歴史ある過去の洋服を元に、自分なりのミックス、アレンジ、色気をどう加えるかの作業です。
特に過去の古着をサンプリングする事が多いですが、
それはもちろん当時の機能性、デザインが優れている事もありますが、
そういったモノをサンプリングする事により、
製品にした時に洋服から感じる時代の厚み、みたいなモノを感じます。
皆さんにも伝わっているかはわかりませんが…。
感じてもらえると嬉しいですね(笑)
逆に洋服で何にも似ていない唯一無二のものってほとんど有りません。
当然それは世の中に受け入れられないからでしょう。
あったとしたらそれは洋服というよりは作品ですね。
結局いつもデザインでぶち当たる最強の敵は
“有りそうで無いモノ”
というデザインの世界では一番超えるのが難しい最強のラスボスなのです。
10年以上前によく友人のミュージシャンが、
この曲はアノ曲に似ている、この曲のアレに似ている、
世の中似たような曲ばっかりだ!!
俺は唯一無二の曲を作るぞっ!!
とぼやいているのを聞いて、僕が
聞いたような曲だから売れるんだよ!
そんなこと言っていたらオマエ売れないぞ!
と言ったのを思い出しました。
なにはともあれ改めて
“有りそうで無いモノ”
という最強の敵と今日も戦おうと思います。
今日はこんな感じです。
ではでは
JUN